3月27日  「村山貯水池」

村山貯水池が許容貯水量を超えたらどうなる仕組みになっているのか確認して来ました。貯水池全景:写真右上は山口貯水池、中央、村山貯水池。

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堤防南端にオーバーフローの排水ゲートがあります。ゲートの左側は一段低く作られていて、水門が流木などで塞がった非常事態でも、放水出来るように造られているようです。

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配水ゲート施設の先は、階段状に造られた滝になっています。此処に水が流れ落ちていたのを見たのは、確か中学生の頃だと記憶してますので、60年以上前になります。10段以上の滝を流れ落ちる水がキラキラ光っていて綺麗だったと、子供心に焼き付いています。流れ落ちた水は北川となり北山公園ー久米の二瀬橋で柳瀬川に合流します。

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排水ゲートとオーバーフロー施設にめいっぱい近づいた場所からのショット。堀の突き当たり左側から写した配水塔の見える写真が上です。

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堤防中央付近から東の景色。左の観覧車は西武遊園地、中央の丘が八国山、右寄りの丘の上に白く見える高層マンションは東村山駅ビルです。この堤防を越えて水が流れ下ったと想定しても八国山を乗り越える、巨大津波になるとは想像出来ませんでした。想定外事項でしょうね。

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同じ場所から振り返った湖面。

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naohiko tajima

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3月27日  「村山貯水池」 への2件のフィードバック

  1. kzmuraoka より:

    一つ大きな学習が出来ましたね。通常の異常(?)に対しての安全装置は、どこの貯水池でも考えられていると思います。災害というのは、たとえばこの排水路の大きさを超えるような急激な増水が起こったときに発生するのでしょう。まさに「想定外」という状態です。ここで問題になるのは、設計時点で、想定外の大量増水というような現象の発生確率をどう想定しているかです・・・昔話になりますが、羽村に家を買った年に、台風の大雨が降り、多摩川が大増水して、水が低い堤防を越え、住宅街の一部に浸水騒ぎが起きました。私達はまだ引越ししていなかったのですが、そのときの説明が、想定外ではないが、100年に一度の大増水だったから、仕方がない、そのかわり、あと99年は大丈夫だ・・・ところが、引越しをした翌年、またまた同じような大増水に見舞われてしまって、この99年は、あっという間だった・・・・(爺)

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  2. kzmuraoka より:

    追伸:羽村からの送水管は直径3.8mでしたから、水の断面積としては、11.34平方メートル。これが二つの貯水池に1本ずつつながっているとしましょう。この水をそのまま捨てるほうに持って行ければよいわけですから、言い換えると写真に写っている堀の断面積がこれ以上あれば大丈夫ということになります。写真でみると、丁度このくらいに見えますね。後は北川がどうかですが、まあ大丈夫でしょうね。静的増水なら対応出来ているということにしましょう。一安心です。(爺)

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