このお寺は八国山「将軍塚」の南約500mの位置にあります。 徳蔵寺の歴史は古く鎌倉末期の元弘二年(1332)の創立とされ、東村山では国宝の正福寺と並ぶ古刹です。 現在は重要文化財に指定された板碑が収蔵されている事で有名で、これは新田義貞が鎌倉幕府軍と戦った元弘の役の史実を裏付ける重要な資料とのことです。当寺の住職は以前より板碑や土器などの古い物を集めるのが趣味で、集めた板碑等を本堂に並べていたので周囲からはガラクタ寺と陰口を叩かれていたそうですが、現在は鉄筋二階建ての立派な収納庫が出来て、博物館並みの数多くの歴史資料が展示されています。 見たい方は,庫裏に申し込めば、八国山中腹の永春庵を併合した時に移された重文の板碑を始めとして、付近の歴史を物語る多くの展示品が見学出来ます。見学料二百円。
境内。 本堂。
六地蔵尊・正位寺跡地蔵尊。 板碑保存館。
naohiko tajima